大学病院の看護師では、まず外科系の病棟勤務でした。
手術療法、化学療法、放射線治療
といわゆる三大治療の看護をしつつ、
緩和ケアにも従事していました。
割と幅広く。

夜勤が辛かった。
仕事内容もやけど、身体のリズムが狂う感じ。
寝られへん辛さ。
やっぱり動物って陽が登ったら働いて、
陽が落ちたら仕事おーわり。がいいと思っていました。

近所のおじいちゃんは19時に寝て4時に起きると。
素晴らしいなと思いました。

でも若い20代やから仕事はこなし、
夜勤明け無睡眠で梅田に行ったり、
友達と遊んだりと
そんなことは当たり前の生活。
まぁ青春やったなーと。

数年働いて、進路に悩んで。
がん看護分野の研究のため大学院へ。
キャリアアップを望んだのです。

そこでは、私は、働き盛りの男性が患うがん疾患を対象に研究を。
早期発見、早期治療せねば！！！と疑うこともなく。

で、この修士課程の2年間に夫と出逢う。

夫『自衛隊辞めて、農業したいねん！！』

小学校中学校の同級生やからなんとなく知ってたけど、
『へーえ！おもしろそうやん！』と思った私。
『この人とおれば無一文でも笑えそう！』と思った私。
当たってるかな！笑

小学生のとき、おじいちゃんがやってた畑で野菜を採ったり、
稲刈りのときは天日干しを手伝ったり、
農業に関しては抵抗がなかったんですよね。
天日干ししたお米はほんまに美味しくって、
幼いながらも感動してました。

そして無事に2年で修了後、結婚して十勝へ。
十勝ではまたもや外科系病棟に従事しました。
病院では管理職になるぞー！と意気込んで。

めっちゃ忙しかったので、分単位の動き方をしていました。
忙しすぎて、いろいろとむなしさを感じていました。
さらにこのままやと自分が潰れてしまうと。

そのときくらいかな？
人生が、価値観が180度変わる出来事がありました。

そう。
十勝のやぶ田ふぁーむの薮田秀行さんに出逢いました。

農家の師匠でもあるけど、人生においての恩人です。


つづく