img

Latest news & Blog

最新のニュース&ブログ

今年も起きるか米騒動?

2025-02-15

一応お米農家をしていますので、今後どうなっていくのか、農家の考えを聞かせて、みたいな質問をたまに受けますので、少し話そうと思います。



さてさて、結論からいうと米騒動は今年も起きるし、あと2〜3年は続くのでは、と考えています。
スーパーでの小売価格は、うちの無農薬米と同水準で高止まりですかね。

テレビや新聞では、猛暑による不作や中間業者の出し渋り…などと言われています。
もちろん間違いではないと思います。

ただ私は、現在日本や世界中で起きている、経済システムの"破壊と創造"の破壊の部分が農業界隈でも起き始めた、という風な見方をしています。
生産量が〜とか、◯◯トンの米の出所が不明〜、とかそんな小さい話ではなく、もっと大きな枠組みの話です。
実際、日本なんかはまだ平和な方で、アメリカとかヨーロッパはもっとすごいことになっています。

そして、農業でいうところの破壊とは、その筆頭はJAのことです。

北海道や大産地にある別格のJAは例外として、多くの中小規模のJAは、団塊の世代の方の引退ラッシュを迎える今後数年で、これから大幅な規模縮小や撤退フェーズに入ると思います。
併せて、JA頼み(営業力のない)の小規模農家もその多くは脱落していくと思います。
ただ、若手の農家ほどJAへの依存度は低い傾向があります。

ちゃんと言っておきたいのは、JAそのものを否定しているのでなく、それまでうまく機能していた、よろしくやっていたシステムが、新しいシステムに入れ替わるということです!

農家として生き残っていくには、中間業者だけに頼るのではなく、自ら消費者や飲食店、メーカーに販売していく知恵や努力が必要だと思います。
それができない農家は生き残れません。
昨今、消費者を食い物にしている悪手の中間業者もそのうち淘汰されるはずです。

不動産や国民所得の状況と同じで、農業界もこれからますます二極化が進みます。
安田ふぁーむがどちらに転ぶかは10年後の答え合わせになると思います。
死に物狂いで生き残らないと!

お米に関して言えば、消費者の方は米農家さんから直取り寄せで購入するか、農家と直契約している小売店さんから買うのが双方にとって一番ベストになると個人的に思っています。
今だけでなく、騒動が収まった後こそ大切です!

記事一覧ページへ

安田ふぁーむ/ツナグジム

TEL :  090-1908-4175 MAIL: info@yasuda-farm.jp
ADDRESS: 日本、〒563-0373 大阪府豊能郡能勢町山田334

©︎ 2022 安田ふぁーむ.